喧嘩
別れるか別れないかを検討するくらいの喧嘩
原因は私の嫉妬
どれだけ話しても
どれだけ憎くても
どうしても別れたくはなかった
別れるのがこわい
誰かの元へ行かないでって思ってしまう
そばにいて
一緒にいて
私がひとり暮らしなら
いつでも家にあなたを呼べるのに
丸々1日でもずっと一緒にいられるのに
何度思ったことか
どうしても好きで
なぜか涙はでなくて
それでも愛しかった
私のそばにいて
1年以上片思いして
やっと実ったこの恋を
失うならば
死ぬことを考えてしまうほどに
私はあなたが必要です
重い女でごめんねって
泣き虫でメンヘラでごめんねって
でもそれが私であって変えられなくて
そんな私をあなたも受け入れてください
私ばかり許容範囲広げられないんです
帰ってしまう
あなたが帰ってしまうことを考えてしまった
夜になると寂しくなる
9/5にあなたは実家へと戻る
あと何回会えますか?
帰らないでって
そばにいたいよって言っても
どうしようもない
だからあと5日間のうち
会えるだけ会いに行く
9月からまた
会えなくなることを
悲しむんじゃなくて
次に会えるまで頑張る期間だと考えられたら
私も少しは成長したかな
次に会えた時
積もり積もった愛しさを
全部受け止めてもらおう
早く会いたい
そばにいたい
胸が苦しい夜
嫉妬
私の彼氏はちょっとした有名人
今日もとある場所でイベントを行った
駆けつけるファン達
ファンの人たちには私が彼女だってことも、彼に彼女がいるってことも公開していない
それだからガチ恋の人もいる
彼に指を絡ませるようにして手を握ったり
移動する時、彼の荷物をぎゅっと抱きしめたり
そんな些細なことかもしれないけど
私にとってはすごく嫌だった
私の彼に触れないでって
そんな彼女みたいなことしないでって
ずっと思ってた
心が真っ黒だった
泣きそうだった
写真を撮ったり、握手をしたり、サインを貰ったりする光景はもう当たり前のようで
私も何も感じないし、何も思わない
でもベタベタと触れるのはちがう
そばにいてもファンの前だから私は彼に触れられない
それが何より悔しかった
いっそのこと私が彼女なのって
言ってしまいたいほどで
苦しかった
泣くほどに嫌な嫉妬だった
はやく2人だけで会いたいよ
20日ぶりに会えたこと
今日会いに行った
行くよって言わずに、びっくりさせたくて会いに行った
あなたは驚いて、来てくれて嬉しいって言ってくれた
久しぶりだね
また少しかっこよくなったね
周りには言えない私達の関係は
こっそり手をつないだり
誰よりそばにいたり
そういったもの
誰も見てない所で
指を絡ませて手を繋ぐ
私の彼氏だよって
私が彼女だよって
実感する
そして今日、5日には実家に帰るとあなたは言った
そばにいすぎて考えていなかった別れ
あぁそうだ、あなたとは元から遠距離だったんだよねって
近すぎて忘れてたよなんて
ほんとは考えたくなかっただけで
実家に戻ることも薄々気づいてた
あぁまた会えなくなるんだね
触れられなくなるんだね
" 帰る家が同じならば "
何度も何度も思ったよ
何度だって願ったよ
でも未成年の私たちにはまだまだ届かなくて
どうしてもダメだね
この先ずっとそばにいてよ
私の隣にいて
私から離れないで
あなたが誰より大切で
あたたかくて大好きだから
あなたに会うと離れたくなくなって
またすぐに会いたくなって
その度に好きだと自覚する
ねぇ、この先もずっと
きっと
私はあなたが好きだよ
あなたを想うとき
他の男の人といるとき
あなたのことを考える
こうしたらあなたは嫌かな
ここにいたらあなたは嫌かな
男性の声を聞くと
あなたの声を思い出す
男性といるとき
必ずあなたに会いたくなる
いつも私の中にはあなたがいるのに
他の男性といると尚更
あなたのこと考えちゃって
あなたに会いたくなって
そのたびに
あぁすきなんだなって
今日も思ってるよ
"ねぇ、すきだよ。"
大切さを知って
初めて友達も交えて一緒に遊んだ
いつものあなたと同じで
いつもの私達だった
「こんなにラブラブなカップル久しぶりに見た!」って言われるほどらしい
嬉しかった
2人でたくさん乗ったアトラクションも、全部全部相性が良くて
最後の観覧車ではキスをして
隙間なく抱きしめてくれて
「だいすき」って言葉をくれた
あたたかいあなたが
何より好きで
隣にいるだけで
安心できて、落ち着いて
あなた以上の存在はいない
繋いでくれる優しい手も
私をわかってくれて発する言葉も
全部全部大好きだ
どうしようもなく
ずっとそばにいたい
あなたが隣にいるだけでこんなにも幸せなんだ